土日しか営業していない不思議な古本屋「真昼造船」

こんにちは。

竹山キョんです。




皆さんは、三条市に土日のみ開店している古本屋さんをご存知でしょうか?




商店街をちょっと横にずれたところにひっそり佇むやってるのかやってないのか絶妙に分からない感じのガラス張りの古本屋さんがこちら

真昼造船(まひるぞうせん)さんです。

店主の姿も見えないし部屋の奥が暗くて不安になりますが、しっかり開店してます。



そんな不思議で独特な古本屋さんを覗いてきました。




 



竹山キョん

読書は購入が9割






真昼造船さん

真昼造船:オーナー

ダムが好き。

※以下「真昼さん」




カエル店長

真昼造船:店長

広報担当









ここからは、オーナーの真昼さんにお話を伺いました。




お店を作ったきっかけ

キョん:真昼造船さんはいつから古本屋を営業しているのですか?



真昼さん:2010年の4月からお店を始めました。今年で12年が経ちましたね。



キョん:12年も前からあったんですね!?どうして三条市でお店を出そうと思ったんですか?



真昼さん:当時は古本屋ブームというか、、、ブックカフェやオシャレな古本屋がたくさん出来た時期があったんですけど、僕の好みな古本屋が全然出来なくて。



キョん:出来なくて?



真昼さん:待っててもしょうがないし自分で作ろ。と思い立って店を作りました。



キョん:そんなかっこいい理由で本屋って作れるんだ。



真昼さん:何年も待っていると古本屋が減っていく一方だったので、我慢できませんでした。








「真昼造船」の由来はどこから?

キョん:本屋の名前のイメージは「○○書房」や「古書店○○」のイメージが強いのですが、真昼造船さんには本にまつわるワードがありませんよね?



真昼さん:そこはあえて書房や古書店などのワードを避けています。



キョん:えっっ。何か理由があるんですか?



真昼さん:本の販売だけで生活が出来ているわけではなく、他にも仕事をしているので自分の店名に「書」や「本」の単語は入れないようにしました。



キョん:でも、そうすると店名だけでは本屋とは分かりづらい気もしますが、、



真昼さん:古本屋だと思われないようにしよう。という意図もあります。



キョん:えッッッ!!!!?????!???!?!?!?!?!?


真昼さん:「〜〜書房」とか名乗るの、自分的には「ちょっとな....」ってところもあるんです。土日しか開けていないし、そんなのまっとうな本屋からしたら「古本屋なめてんだろ」とか思われそうなので....



キョん:個人的にはかっこいいと思います。「真昼造船」の店名自体に意味はありますか?



真昼さん:「この店やってんの?」「あんな店あったっけ?」くらいの白昼夢を見た感覚になってほしいので「真昼」



キョん:ほぉ



真昼さん:毎日の日々を船旅だと考えたり、鈴木志保さんの「船を建てる」という漫画をイメージしたりして「造船」



キョん:おおおお



真昼さん:「白昼夢の中を漕ぎ続けている」のようなイメージで「真昼造船」にしました。



キョん:かっこよ〜〜〜〜



真昼さん:店名のコンセプトなんて、後からいくらでもでっちあげられるんですけどね.....



キョん:そこも含めて好きです。



真昼さん:たまに「ドイツ語っぽいね」とか言われます。



キョん:それは分からない。








選書のコンセプト①

キョん:店内に本を陳列する際に、コンセプトなどは決めていますか?



真昼さん:王道から半歩外れたくらいだけど、どマイナーな本は置かない。かなぁ。



キョん:もう少し詳しく知りたいです。



真昼さん:ベストセラーの本は大体どの本屋でも買えてしまうので、うちで取り扱わなくてもいいのかなって部分がありますね。



キョん:それなら、逆にマイナーな本を置いて個性を出すのは違うんですか?



真昼さん:めちゃくちゃマイナーな本って誰も買わないんですよね。それならちょっとマイナーな本を置いて「この本欲しかった」とか「あ〜〜この作者でこの本置いてるの面白いね」みたいな雰囲気にしたいんです。



キョん:絶妙な選書ってとても難しそう、、、



真昼さん:お客さんが「この店主ならこんな選書するよね〜」って思うのを客観的に見るメタ的な目線とかも持ちつつ選書してます。



キョん:めっちゃ楽しそう。








選書のコンセプト②

キョん:店内は様々なジャンルの本がありますが、特にこのジャンルをオススメしてる!みたいなのは決めたりしているのですか?



真昼さん:特に決めてはいませんが、小説はほとんど置かないようにしています。



キョん:そうなんですか????



真昼さん:なんか物語って苦手なんですよね。ゾワゾワする。



キョん:ゾワゾワ



真昼さん:好きな小説とかはもちろんあるんですけど、そういう物語は僕がお店で提案するまでもなくね??と思ってあまり置いていません。





キョん:確かに絵本や写真集に自伝や実用書、漫画などが多いですよね。店内に並んでいる作品はほとんど読んでいるのですか?



真昼さん:しっかり読み切っている訳ではありませんが、ほとんど目は通しています。



キョん:すげ〜!普段はどんな本を読まれているんですか?



真昼さん:不条理系のギャグ漫画や海外文学とかをよく読みますが、古本屋を始めてからは読む本の幅は広がっていきました。



キョん:自分の読まないジャンルの本とかは意図せず入ってきそう〜。何か印象が変わった本のジャンルはありますか?



真昼さん:絵本ですね。子ども向けの本だと思っていたのですが、よくよく見てるとアート本(画集)だな〜と感じるようになりました。



キョん:確かに絵本って作者の画集みたいなところありますよね。








なんで土日しか営業してないの?

キョん:なんで土日しか営業しないんですか?



真昼さん:平日は別の仕事をしているのでなかなか開けられないんです。



キョん:そうなんですね!



真昼さん:そうなんです。



キョん:そうなのかぁ・・・・・・・・・。



真昼さん:・・・・・・・・・・。



キョん:・・・・・・・・・・・。





古本屋を始めてみて

キョん:ざっくりな質問なのですが、古本屋を始める前と古本屋を始めてからは、何か本に対する意識や認識の変化はありましたか?



真昼さん:特に意識とかの変化はないですね。



キョん:自分が読む本のジャンルが変わったりはしていないですか?



真昼さん:半歩くらい変わりました。半歩くらい。



キョん:半歩くらいって表現、なんか好きです。



真昼さん:本が入荷する度に自分の知らないジャンルの本にたくさん触れますが、好みってなかなか変わらないですよね。僕は半歩くらいで十分です。








仲間たち

おまけです。

真昼さん:うちの店長です。



キョん:カエルだ。



真昼さん:そうです。カエルのカエル店長です。



キョん:かわいい〜〜。店番してるんですか?



真昼さん:彼は広報担当です。



キョん:ちゃんと役職あるんだ。




















カエル店長は真昼造船の開店情報や本の入荷情報などをしっかりお知らせしてくれています。





キョん:かわいいクッションですね。



真昼さん:これは虚無くんです。



キョん:虚無?



真昼さん:表情が読み取れないので、虚無くんです。



キョん:モコモコであったかい。





キョん:この可愛い鳥や犬の置き物はなんですか?



真昼さん:kaniccoceramicsさんが制作している陶器の指人形なんですよ。



キョん:指人形なんですね!!販売しているんですか?



真昼さん:販売もしていますよ。




かわいい〜〜〜。





真昼造船

住 所:新潟県三条市神明町8−36

営業日:カエル店長のTwitterにてご確認ください。

Twitter: @kaerutentyo